現在、最も建替えやリフォームのニーズが高く、まさにボリュームゾーンと言われているのが、団塊世代。 日本経済の高度成長を支え、さらに幾度かの好景気やバブル景気を経験し、退職金や年金においても不安のない世代と言われています。 団塊世代の方々は、 家族や会社のために汗水たらして仕事をこなし、やりたいことや欲しい物を我慢してきた自分の人生をいろんな意味でリセットしたい。身体の調子もまだまだ良好で、今のうちに、できなかったことや、やりたかったことを、思う存分満喫したい。子ども達もやっと自立してくれて子育てと言う責任も果たせた。将来の不安がないというわけではないが、手にした退職金を元手にもう一度人生を楽しみたい。 こんな想いを抱いているのではないでしょうか。 夫と妻では微妙な意識の差はあるのかもしれませんが、それぞれが残りの人生を楽しみたいという想いは共通すると思う。 ・ 趣味に生きる。 ・ 社会奉仕に精を出す。 ・ 死ぬまで現役だと仕事を続ける。 ・ 悠々自適にのんびり過ごす。 これら、それぞれのライフスタイルに合わせた、人生を満喫できる住まいがあれば、団塊世代の方々にとっての幸せが実現できるのではないでしょうか。 マイホームを建替えるのであれば自由にその環境が手に入る。しかし、できるだけ出費は抑えたいと思ったとき、可能な範囲で自宅をリフォームするという選択をするユーザーも多いのではないでしょうか。 だって理想の住環境を造ることが目的ではなく、人生を満喫し幸せを感じることが目的なのだから。 そこで、団塊世代が抱く夢を実現するリフォームを考えてみました。
1) 仕事部屋が欲しい 2) 小さなお店を持ちたい 3) 厨房のような本格的なキッチンで料理にこだわりたい 4) ガレージで思う存分機械いじりをしたい 5) アトリエやギャラリーで自分の作品を展示したい 6) いろんな場所を旅行したい 7) 趣味と実益を兼ねた教室を開きたい 8) 本格的な書斎を持ちたい
これら8つの夢以外にも様々な夢や希望はあると思うのですが、これらのリフォームを参考にして自分たちの夢を叶える住まいを考えてみてはいかがでしょうか。
趣味部屋としてのガレージは男のロマン。 車をいじったり、バイクの手入れをしたりする方々にとっては、まさに夢のようなスペースです。さらに車やバイクにあまり興味がないという男性にとっても、ガレージという広く何でもできそうなスペースがあれば、無趣味な方でもいつのまにかこだわりの趣味のひとつや二つは始めてしまうかも知れません。 そう考えると「ガレージング」というガレージを使った趣味部屋へのリフォームは、仕事に一区切りつけた男性諸君への ご褒美リフォームともいえるのかも。 旦那ばかりが喜ぶリフォームなんて・・・と、奥様方からの苦情が聞こえてきそうですが、そこはそれ、グータラと一日中ゴロゴロされている上に、やれ昼ごはんはまだかとか、ビールは、つまみは、などとあれこれうるさく言われることを考えると、何かに没頭してくれる方がまだましなのかも知れませんよ。 旦那さんがガレージで自分の世界に浸っている隙に、奥様はお友達とのんびりコミュニケーションなんていかがです?1泊や2泊の旅行だって気軽に行けるようになるかもしれません。 とにかく、男性は何か自分の好きなことが見つかると寝食を忘れて没頭する方が多いものです。奥様が自分たちの自由な時間を満喫するためにも、旦那さん用のガレージリフォームをお考えになってはいかがでしょうか。
ガレージリフォームの基本は、やはり広くて何でもできる空間をつくること。 天井も高くしたいので、床は取り払い、地面の高さでコンクリートの床にします。さらに天井も無くして2階の梁をそのまま露出にすると床下+天井裏の高さが加わった高い天井の部屋が造れます。構造的に必要な柱だけ残して、後はただただ広〜いスペースを造ればOKです。 ガレージリフォームに必要なものとして、何でも無造作に置くことができる頑丈な棚をぜひひとつ。部品や工具を並べたり、お気に入りの道具を飾ってみたり、大きなスピーカーや車のパーツを飾るスペースとして重要です。丈夫な棚の材質は鉄パイプやグレーチングが多いと思いますが、太くて堅い材木でも充分です。どこかの工事現場から出た廃材を利用するとコストも安い棚が出来上がります。 出入口はできればジャバラ式のサッシがベスト。価格的に難しいようであればシャッターでもOKですが、その場合は冬場の寒さ対策を考えてあげましょう。 お気に入りの愛車を眺めながら、豆からひいたおいしいコーヒーで至高の時間を過ごす。ガレージがダイニングキッチンに隣接しているとそんな時間も持てて、豊かさと楽しさを身近に感じられるまさに男のロマンを実感できるリフォームになりますね。