logo_00.pngtittle_60.png
二世帯住宅と聞いて、悪いイメージを持つ方もいらっしゃるかも知れませんが、最近の所得減や高齢化社会などの影響から、改めて見直されてきたと感じています。なぜなら、二世帯住宅は親世帯にも子世帯にも大きなメリットがあるからです。
マイナスイメージのもとは、嫁姑問題が最も大きなものかも知れませんが、現状では嫁以上に姑側が同居を嫌がる傾向もあり、互いに気楽に暮らせる住まいを求めた結果、別居暮らしが増え、高齢者の単身世帯が増加していると言われています。
ますます広まる高齢化社会と、少子化は互いに影響しあっています。この2つの課題を解決するひとつの方法が二世帯住宅という選択肢で、親世帯にも、子世帯にも、互いにメリットがある二世帯住宅をもう一度考えてみてはいかがでしょうか。

  おじいちゃんやおばあちゃんに子どもの世話をお願いする。
  残業のときはおばあちゃんに夕食をお願いする。
  土地代がかからないから住宅ローンの返済も楽になった。
  街中で暮らせるから便利。
  年老いた両親も毎日あえるから安心。
  孫と一緒に遊べるから楽しい毎日
  やはり家の中がにぎやかなのは嬉しい。

これら双方のメリットがある二世帯住宅ですが、やはり抵抗を持つ方も多いと思います。
そこで、二世帯住宅に対して、以下のような提案をしたいと思います。キーポイントは、「どこでつながるか」ということ。
お互いが自分たちのプライバシーを守りながら、気遣うことも忘れない。
そんな二世帯住宅なら、まだまだ検討する余地があるのではないでしょうか。

娘夫婦と同居するならキッチンとダイニングを共有してみてはいかがでしょう。娘とならキッチンの主導権争いなんて無関係。
うまくいく秘訣は、冷蔵庫を別にして好みの食材はそれぞれ勝手気ままに保存できるようにしておくことです。
ダイニングが一緒なら、毎日の食事もにぎやかで、食が細るといわれる高齢者も食事が進むかも。
さらに、子ども達の成長に役立つ昔ながらのおいしいお料理も一品追加なんてことがおきるかも知れません。
また、夫婦共稼ぎだと残業を頼まれることもあるでしょう。子どもの帰宅や食事が気になっていても、職場の雰囲気を考えると残らざるを得ない場合もありますし。
そんなときはおばあちゃんにお願いし心置きなく仕事に励む。
子ども達が帰宅したらまずはおじいちゃんとお勉強。
いろんなことを知っているおじいちゃんなら楽しくいろいろ教えてくれるかも。休憩時間には、おばあちゃんが手間をかけ愛情いっぱいなおやつを食べてみんながハッピー。
 
水道代や電気代といった光熱費が気なる省エネ暮らしをしたい貴方。水廻りを一緒に使うプランはいかがでしょう。
限られたスペースでそれぞれに水廻りを設置するのと違い、お風呂やサニタリーもずいぶん広くできますからゆとりが生まれます。ご両親が将来介護を必要とするときでも、毎日利用する水廻りが一緒なら介護が多少楽になるかもしれません。
さらに利用頻度の少ない玄関も一緒にしてみてはいかが。
2つも玄関を設置する場合と比べて、収納も空間の大きさもゆとりある玄関になりますよ。
いっそのこと表玄関と内玄関を設置するという、見栄えの良さと使い勝手の良さとを両立できる玄関にするのも、いいかもしれません。
 
やはり、それぞれのプライバシーをしっかり確保してあまり干渉しあわないほうがお互いのため、なんてお考えの方へ。
ひとつ屋根の下に暮らしながらまったく顔を合わさないなんてちょっと水臭すぎる。せめて玄関でつながってみませんか。
子ども達は両親とのふれあいも当然必要ですが、おじいちゃんやおばあちゃんともふれあいたいと思っています。
学校から帰ってきた子ども達が自分たちの部屋に無言で行くのではなく、一度、おじいちゃん達のエリアに顔を出して「ただいま」と言って帰ることも大切なこと。
誰かが「お帰り」と言ってあげるだけで、子ども達もずいぶん安心できるのではないでしょうか。
 
そうは言っても、やはり二世帯住居には抵抗があるという貴方。
例えば、暮らしはそれぞれ独立しながら共通の趣味でつながるプランはいかがでしょう。
バイクや車がお互いに好き、ゴルフや釣りが唯一の趣味、共通の楽器や好きな音楽がある、ドライフラワーや茶道をやってみたい、旅行は好きだけど知らない人とはちょっと等々。
趣味でつながれば、お舅さんと娘婿でも、姑と嫁の場合でも、円滑なコミュニケーションが育めるかも知れません。
生活環境はそれぞれですから余計な干渉もなく、自由気まま。
同じ趣味なら友達感覚なお付き合いができるかもしれません。ただし、互いの生活に干渉しないルールだけはしっかりと取り決めしておきましょう。
 
やっぱり、互いに干渉せず自由気ままに暮らせるように、しっかりとそれぞれの独立性は確保したい。でも少しは心配もあり不安もあるという貴方。
庭やウッドデッキでつながるプランはいかがでしょう。
それぞれの暮らしぶりが、なんとなく、庭やウッドデッキを通して垣間見れるといいと思いませんか。
たとえカーテンで中が見えなくても、明かりがついていることを確認できるだけでひと安心。互いの暮らしに干渉はしないけれど気配だけでも状況が分かります。
たまには孫を介してコミュニケーションをとることもできる庭やウッドデッキは、外部にありながら実はそれぞれの家族のこころの内側に存在します。
 
 終の棲家 小さな住まい 
HOME住まいについて思うこと気が付けばこんな住まいを(プラン編)こんな住まいを(ハード編)
自由な住まい選びに向けてこんなこともやってますお問合せ
Copyright (C) 2014 Kurashinococoro All Right Reserved.